介護施設におけるDX機器の存在価値

この度、広島市の介護施設、とりわけ運動機能訓練型デイサービスにおいてDX機器はどのように業務フローの改善となるか? この点において複数の介護施設様のご協力を経てテストマーケティングを実施しました。半年間にわたってご協力いただいた「わくわくハウス」様に下記の点をインタビューいたしました。

 

 ※DX:デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)

TAT株式会社  わくわくハウス横川様施設

 

DX機器 鑑AKIRAのテストマーケティングご協力に応じてくださった理由は何ですか?

わくわくハウスは、創立11年目を迎えて新しい取組(サービス)、とりわけ体力測定における運動の効果をなんとかして「見える化」したい! と願っていました。その理由として、厚生労働省の推奨に準拠して、握力測定と、5m歩行、TUG、片足立ちのタイムをストップウォッチで計測したタイムを、グラフ化して利用者様やご家族にお見せしていましたが、単なる数字の羅列では改善の状況が伝わりにくく、ここをデジタル機器を導入して見える化させたいと感じていました。

 

どのデジタル機器を活用しようかと考慮していたなか、鑑AKIRAをご紹介いただいたので、タイミングの良い時に声をかけてもらえて良かったと感じています。

TAT株式会社 わくわくハウス エリアマネージャー 枡井様


求めておられた機器のイメージを教えてください。

欲しかったのは、業務を軽減できるもの、つまり評価表を簡単に作成でき、かつ施設の取組をPRできるようなデジタル機器を求めていました。でも、デジタル機器といえば操作が複雑であったり価格が高価であったりと、どれを導入するか決めあぐねていました。

 

鑑AKIRAを導入されてどんな効果がありましたか?

まず、測定・記録時間の短縮が可能になりました。測定後に自動でカラーの評価表を作成することができます。その評価表を印刷している間、鑑AKIRAのモニター上でご利用者に評価の説明を行うことができるようになりました。利用者様の運動意欲向上は予想どおりでした! さらに、指導員のモチベーションも上がっている様子です。また、手書きでの記録作業がないので、測定と記録の時間が短縮でき楽になりました。


ご利用者様やご家族、ケアマネージャー様の反応はいかがでしょうか? 

カラーで見える化した評価表になったことで、皆さんが「凄いね!」「これが私の歩行姿勢?」など、様々な感想をいただいています。また、歩行姿勢や歩幅の確認、そして評価点もついているので、ご利用者様の今後の運動意欲も向上していくものと期待しています。ケアマネージャーの皆さまからも「評価表が見やすくなり、利用者本人さんの画像も確認できるので良いですね!」と評価いただいています。

 

施設管理者や指導員の皆さまは、DX機器の導入についてどのように感じておられますか?

新たな取り組みとなるので、施設管理者や指導員を含め皆の協力と同意が必要でした。同意が得られなければ、導入は難しいと感じていましたが、デモを体験した時、三次元動作解析による画像や評価表に皆が関心を示し、当施設のセールスポイントになる!との意見のもと同意を得て導入に至りました。

実際に活用していく中で、ご利用者様が鑑AKIRAを使用した測定に興味をもたれ、自ら測定に望まれるようになり、計測後の評価から運動に対する意欲が高まってきているように感じています。また、パソコン上の記録作業が軽減できているのも非常に助かっています。


鑑AKIRA導入による今後の方針について教えてください

見える化した評価表は、利用者様の運動やリハビリ意欲を高めていく上で有効だ!ということを感じています。鑑AKIRAの機能を最大限活用しながら、ご利用者様の運動意欲を高めていけるよう取り組んでいきたいと思っています。

 

 

この度のインタビューに答えてくださいました枡井様、そして撮影にご協力いただいたわくわくハウス横川のスタッフの皆様、誠にありがとうございました。