日本基準寝具株式会社 エコール・デイ宇品
管理者・作業療法士・介護支援専門員 池 田 充 宏
弊社では以前から、厚生労働省推奨の「運動器の機能向上プログラム」にのっとり、3か月に1度を計測してADLのアウトカム評価を行ってきました。担当の機能訓練指導員がストップウォッチを握ってタイムを測定、それを紙に記録し後から報告表にまとめるという一般的な方式です。しかし、数値的な変化だけではご本人にもご家族にも、体のどの部分の機能が改善された結果なのかわかりません。また、より詳細な評価を参照できれば、療法士もさらに効果的なリハビリ計画が提案できます。現在の測定・評価以上のことがリハビリに関わる全ての人にとって必要だと弊社が考えていた時にお話を伺ったのが「鑑AKIRA®」でした。
鑑AKIRA®は利用者の基本情報さえ入力すれば、測定から評価・記録・保存まで全て一括で行ってくれるので、その点も時間短縮になりました。
また、鑑AKIRA®で計測した評価表の「5m歩行測定」では、タイム計測に加えて評価点や次回の目標値表示される上、歩幅や、さらに計測中の横からの姿勢まで表示されます。これまでがタイム計測での秒数だけだったのを考えると、圧倒的な情報量と数値以上の「見える化」が可能となり、利用者様にリハビリの効果を説明しやすくなりました。また、計測時間や記録作業にかかっていた時間を大幅に短縮できたので、その時間を利用者様と接する時間に充てることができています。
評価表を受け取った利用者の方が「私こんな歩き方をしてたんだね」「猫背だから気をつけないと」と指導員と語り合うようになり、評価表が即座に利用者の方の運動と健康へのモチベーションアップにつながったのは、大きな喜びでした。
「パソコン」への苦手意識がある職員もいたのですが、使い方をレクチャーしてもらうとすぐに操作できるようになりました。また、測定の開始はリモコン・ボタンを押すだけなので簡単です!
リハビリの「見える化」はご利用者の 運動意欲向上だけでなく、ご家族に対してもアピールしますし、その情報はケアマネージャーへもつながっていきます。ご利用者やご家族の方に寄り添ったケア・サポートを「見える化」して行っている施設として、そして職員にとっても介護の仕事を選んだ思いそのままにやりがいと目標をもって働くことができる施設として、そのすべてが実現されるというのが、鑑AKIRA®の大きな付加価値だと考えています。
今後のさらに高齢化が進んでいく時代では、要介護の方だけでなく、要支援の方々へのアウトカム評価も必要になると思っています。利用者の方により健康な状態で長生きしていただくためには、モチベーションを失わず、効果的なリハビリや運動を行っていただかなくてはいけません。日本のこれからの未来に対しても、鑑AKIRA®は非常に説得力のある機器だと思います。
オンライデモより、実際の操作画面や、機能についてすぐにご覧いただけます。とりあえず話を聞いてみたい介護従事者の皆さまのお申し込み大歓迎です! また機器についてのご質問やご意見なども募集中です。お気軽にお申し込みください。